第12回定期大会 全面和解を受け新たな出発を確認
ユニオンスクエア263号 (2009年11月4日)
第12回定期大会
全面和解を受け新たな出発を確認
第12回定期大会報告 10月30日(金)(19時~21時)
第12回定期大会が今年も豊島区立勤労福祉会館で開催されました。
今回の大会は、中労委と高裁での全面和解報告など、明るいニュースの反面、業界全体の不況の影響などで、審議内容に重いものがあり質疑応答の時間をとるため、定刻通り19時にスタートしました。
例年定刻では半分位しか席が埋まりませんでしたが、今年は組合員に個別に案内状を発送するなど、執行部の努力が反映され、定刻には8割以上の出席者が席に着きスタート直後から熱気に包まれた大会になりました。
委員長の開会の挨拶の後、小稗終身名誉書記長のご挨拶がありました。退職されて既に4年が経ちましたが、コヒエ節は健在で同業他社の就業規則などにもふれ、就業規則は企業の憲法であり、決して刑法などの取締法規ではない。その企業で働く者の環境や労働条件を定め経営者が犯してはならない基本ルールであると、わかりやすい言葉で、就業規則憲法論を話されました。
活動報告・会計報告では議案書に基づいて説明がありました。活動報告は、上部団体未加入の状況ではありますが、仮加入の形で参加させて戴いている組合の活動に参加した報告や、労働委員会や裁判闘争の間隙をぬって、研修会に積極的に参加してノウハウの蓄積に勤めたとの報告がありました。
会計報告では予算案より大幅に収入が増えたとの報告が最初にありました。原因として、会社との全面和解の影響や意識の高い組合員が残り脱退が皆無になった事、高裁まで闘った谷野さんから、経費以外に30万円の寄付を申し出て下さった事などが寄与したとの説明がありました。支出の部では上部団体に頼らない自力の組合活動や、設立以来続けている組合行事での懇親会などもアルコール類は原則自前にすることなどを会計基準に定め、経費の節約に努めた結果、特別会計以外に約280万円の繰り越し金を残す決算になったと報告が有りました。(会計書類の全部を、11月30日まで組合事務所にて組合員資格者に開示しております)
続いて昨年に続き恒例となった『特別議題』の提案がありました。
これに絡み、中労委での和解に至った経緯にも触れましたが、具体的内容については会社との信義則の義務があり、大会といえどもオープンにできず、今後社内で起こるであろう風の変化が和解の内容だったのかな、と考えていただきたい。個別には異論が有るかもしれないが、社員全部の利益であり、結果として会社の利益にもつながると判断した、と説明が有りました。
現実の問題として今年に入ってから脱退勧誘なども無くなり、集団で「もう一度平河ユニオンに加入したい」とのアポが入るなど、水面下では徐々に流れは変わってきている、誰もが一つの組合を願っているし、普通に活動する組合として、会社の理解が進んだ証では無いでしょうか。会社のユニオン敵視の姿勢は明らかに変わっていることなどから、中労委での和解調印に基づく実行確保に関しては委員長一任と言うことで支持されました。
組合員の意見を可能な限り聞く『特別議題』のコーナーも今年で3回目になりました。1時間以上にわたり活発な議論が展開され、今後とも執行部と組合員の連帯の場として発展を続ける予感がしました。
続いて『組合役員』と『特別議題』の信任投票が行われました。選挙管理委員長からそれぞれ発表があり、『新役員』信任47票・不信任0票。『特別議題』信任43票、不信任4票。白票は0、委任状は22票・組合員総数73と発表されました。
大会準備にあたり執行部では昨年のように反対意見の少ない(信任100%)会議は時間の無駄だし運営に問題がある。週末の貴重な時間を使って集まる組合員の意見を大会で聞けなかったら、戦前の御前会議と同じだから、意見が出なかった時のことも考え事前に協議しておりましたが、そのような事は杞憂におわり、時間オーバーになってしまいました。皆様の貴重なご意見は今後の組合運動に反映させて戴きます。最後にユニオンの設立以来の基本方針であり、故伊藤書記長の願いでもあった、①差別撤廃 ②一つの会社に一つの組合 ③自主独立の精神 が確認されました。
ザ・コラム 【業界動向】
我々の実感としてはあまり感じることができませんが、10月30目に総務省が発表した労働力調査によりますと、9月の完全失業率は5.3%と前月に比べ0.2ポイント低下し、昨年10月以来、2カ月連続の改善となりました。一方、厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率は、過去最低だった前月より、2年4カ月ぶりに0.01ポイント改善し、0.43倍になりました。完全失業者数は前年同月比92万人増の363万人、就業者数は98万人減の6295万人でした。有効求人倍率はハローワークの求職者1人に何件の求人があるかを示します。雇用の先行きを示す新規求人倍率は0.79倍と前月から0.03ポイント改善し、5月の0.75倍を底に低水準ながらも改善傾向になっています。
(厚生労働省HP)
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